SEMの操作方法マニュアル

歴史

1927年 ドイツ      ハンス・ブシュ(Hans Busch

     磁場の電子線に対するレンズ作用を実験で示す

 

1931年 ベルリン工科大学 マックス・クノールとエルンスト・ルスカ

             最初の電子顕微鏡(TEM)を開発(倍率17倍)

             ルスカはその後性能を高める(1933年で倍率12000倍)

 

1931年 ドイツ      レインホールド・ルーデンベルク

              (シーメンスの科学ディレクター)

      電子顕微鏡の特許をとる.その後シーメンス社は商品化

 

1935年 ドイツ      マックス・クノール

      電子線を走査して像を得るというSEMの原型を示す

 

1937年 ドイツ      マンフレート・フォン・アルデンヌ

      走査型電子顕微鏡(SEM)を製作

       1950年代から多くの分野で活用

      短波長の電子線(加速電圧の向上)などによって性能は向上

 

1942年 アメリカRCA  ツヴォルキン(Zworykin

      バルク試料観察のためのSEMを開発

      得られた二次電子像はTEMのレプリカ法で得られたものに比べ,かなり劣っていたためRCAでのSEM開発は打ち切られる

 

1953年 イギリス     マクマラン(McMullan

      加速電圧1520kvで解像力50nmをもつSEMを完成

 

1965年 イギリス     Cambridge Scientific Instrument

    日本       日本電子株式会社

      この2社がSEMを商品化

       1965年までに現在の二次電子検出器の原型となるE-T検出器,種々の観察手法,その他の応用技術が開発された

 

1970年代         原子の姿をとらえることに成功

日本 菅田榮治(大阪大学)が初めて国産第一号,倍率一万倍の電子顕微鏡を完成

   瀬藤象二が国産化のための技術開発に貢献

研究室の走査型電子顕微鏡を使いたいときに使ってください!